2022/11/03
甲州アルプス
甲州アルプスを日帰りで縦走してきました。山梨県の日本百名山・大菩薩嶺や山梨百名山の小金沢山・滝子山などを代表とした、大菩薩連嶺や小金沢連嶺の山々の総称を甲州アルプスと呼びます。いわゆるご当地アルプスですね。
元々興味のあった甲州アルプス縦走。2018年に小金沢山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山に登ったんですが、甲州アルプスはこの先まで続いてるんだよなぁ、とぼんやり眺めていたのを覚えています。その時から、いつかは甲州アルプス縦走!と思うようになりましたね。
その時の登山はこちら↓
という事で今回はその先、大蔵高丸や滝子山を経由して、麓の甲斐大和駅までをトレランで走破する事に。総距離30㎞弱にも及ぶ日帰り大縦走。富士山へと伸びる天空の縦走路を、これでもかと歩いて走って楽しんで来ました。
元々興味のあった甲州アルプス縦走。2018年に小金沢山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山に登ったんですが、甲州アルプスはこの先まで続いてるんだよなぁ、とぼんやり眺めていたのを覚えています。その時から、いつかは甲州アルプス縦走!と思うようになりましたね。
その時の登山はこちら↓
という事で今回はその先、大蔵高丸や滝子山を経由して、麓の甲斐大和駅までをトレランで走破する事に。総距離30㎞弱にも及ぶ日帰り大縦走。富士山へと伸びる天空の縦走路を、これでもかと歩いて走って楽しんで来ました。
【駐車場データ】
・駐車場⇒上日川峠 標高約1600m
・料金⇒無料 約130台
・周辺施設⇒トイレ有り、自販機・コンビニ無し
・電波状況⇒4G(docomo)
・備考⇒混雑必至
・駐車場⇒上日川峠 標高約1600m
・料金⇒無料 約130台
・周辺施設⇒トイレ有り、自販機・コンビニ無し
・電波状況⇒4G(docomo)
・備考⇒混雑必至
今回は大菩薩嶺登山口として有名な上日川峠に駐車。朝の6時前に到着しましたが、その時点で第2駐車場まで満車になっており、第3駐車場に案内されました。第3駐車場は空きがありましたが、下山時にはもちろん満車に。
大菩薩嶺は人気な山域の為、駐車場はすぐ満車になってしまいます。特に大型連休時や紅葉時は、早朝には第1~3駐車場は満車に。その場合はちょっと離れた大菩薩湖の駐車場に案内されるそうな。200台ほど停められる大型の駐車場の様です。
上日川峠には水洗のトイレあり。自販機は無いですがロッヂ長兵衛が営業中であれば、多少の買い物は出来そうです。道は結構狭いので運転はご注意を。
【簡単登山データ】
・天候⇒晴れ 気温5℃~15℃
・コース⇒上日川峠→大菩薩嶺→小金沢山→滝子山→甲斐大和駅
・距離⇒約27.5km 標準コースタイム⇒約12時間30分
・獲得標高⇒登り約1520m 下り約2480m
・見所⇒山頂や稜線からの富士山の展望
・備考⇒超ロングコース 踏み跡薄い
・天候⇒晴れ 気温5℃~15℃
・コース⇒上日川峠→大菩薩嶺→小金沢山→滝子山→甲斐大和駅
・距離⇒約27.5km 標準コースタイム⇒約12時間30分
・獲得標高⇒登り約1520m 下り約2480m
・見所⇒山頂や稜線からの富士山の展望
・備考⇒超ロングコース 踏み跡薄い
今回のルートはざっくりこんな感じ。大菩薩嶺からアップダウンを繰り返して小金沢山へ。そこから徐々に標高を下げつつ滝子山に向かい、最後は甲斐大和駅に戻るというもの。甲斐大和駅からはバスで上日川峠まで戻ります。
距離は約27.5㎞ですが実測では約29㎞にもなり、下りの標高差は2500m近くにもなるなかなかハードなコース。甲斐大和駅から上日川峠までの最終バスが14:50なので、その時間までに下山しなければいけないという時間制限付き。健脚向けです。
大菩薩嶺周辺は登山者も多いんですが、石丸峠を過ぎると急に人がいなくなるため、人気な山域なのに静かな登山が味わえます。むしろ怖いくらい。熊との遭遇には注意。それから踏み跡が薄い区間が多くあるので、道迷いにも注意が必要です。
【登山メモ】
上日川峠から甲斐大和駅までの標準コースタイムは12時間30分。のんびり歩いていると甲斐大和駅からの最終バスに間に合わなくなってしまいます。目安としてコースタイムの0.7倍で歩くことが出来れば、6時出発で14時50分着(休憩なし)。それでもかなり厳しいですね。
今回の山行では日本百名山1座、山梨百名山4座、秀麗富嶽十二景5座を一気に登ることが出来ます。効率よく回りたいという人は是非参考にしてみてください。もちろん健脚向けです。
上日川峠から甲斐大和駅までの標準コースタイムは12時間30分。のんびり歩いていると甲斐大和駅からの最終バスに間に合わなくなってしまいます。目安としてコースタイムの0.7倍で歩くことが出来れば、6時出発で14時50分着(休憩なし)。それでもかなり厳しいですね。
今回の山行では日本百名山1座、山梨百名山4座、秀麗富嶽十二景5座を一気に登ることが出来ます。効率よく回りたいという人は是非参考にしてみてください。もちろん健脚向けです。
朝の6時前の上日川峠。登山者や観光客で賑わうロッヂ長兵衛前も今は静かなもの。この周辺に駐車場があり、写真を撮ってる裏手に公衆トイレや石丸峠への遊歩道があります。
そんな自分はまず大菩薩嶺へ。ロッヂ長兵衛のすぐ脇に登山口が。登山道と車道どちらを歩いても福ちゃん荘に着きますが、自分はササっと登るため車道を歩きました。
ちなみに今回はトレランですが、大菩薩嶺までは準備運動って事で歩いてます。
という事でパパっと福ちゃん荘に。宿泊可能でテント場もあり。営業時間内であれば軽食も食べられるそうです。
福ちゃん荘のすぐ近くに公衆トイレと大菩薩峠への道。
ただ自分はそっちには行かず、唐松尾根経由で直接大菩薩嶺を目指します。道を間違えないようにご注意ください。
ある程度登っていくと、遠く雲海の上に南アルプスが。見えているのは冠雪した白峰三山。北岳・間ノ岳・農鳥岳が揃い踏み。
徐々に日差しも入ってきて、カラマツの黄葉が綺麗でしたね。
そしてこの景色よ。雪を抱いた名峰富士山。やっぱり大菩薩に来たからにはこの景色は見ておかないとね。素晴らしい展望。
そんな展望抜群の唐松尾根ですが、意外と道はハード。足元は岩場だし、傾斜も結構急です。登山初心者は要注意。
標高を上げればさらに展望が広がり、南アルプスはほぼ全域が見渡せるように。甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳、塩見岳に赤石岳など、南アルプスの名峰たちが勢ぞろい。凄い展望だ!
こっちは富士山と、これから歩く山々。まだまだ先は長い。
そうこうしている間に稜線に到着。雷岩と呼ばれるポイントです。
雷岩は展望良好。大絶景。
雷岩から大菩薩嶺山頂へ。なだらかな樹林帯の道を進めば・・・。
はい大菩薩嶺到着。御存知の通り展望のない山頂です。標高は2057mで、日本百名山と山梨百名山に登録されています。今回の山行での最高峰。
時刻は6時45分で、登り始めてから45分での到着でした。良いペース。
山頂はこんな感じで森の中。展望は無いので、休憩するには雷岩まで戻るのがおすすめ。いつ来てもこの山頂は人がいないなぁ。
雷岩まで戻ってきて小休止。ここからは大菩薩峠まで下っていきます。
ちなみに南アルプスの隣には、雪をかぶった乗鞍岳と思われる山も見えました。めっちゃ遠いけど。
大菩薩峠までは緩やかな下り。足元は岩が多いので結構走りにくいです。何度か足をグネってたし。ただ展望は最高。
大菩薩峠~大菩薩嶺は特に人の多い区間。早朝でもないと静かな山行は厳しいですね。
すすきと富士山。大好物です。いつの間にかだいぶ秋が深まったなぁ。
この展望を眺めながらのトレランは贅沢すぎる時間。よそ見しがちで足元がおろそかになりがち。
背後の景色も徐々に変わってきていて、八ヶ岳や金峰山も見えてくるように。
そんな感じで途中にある賽ノ河原に。小屋がありますがこれは休憩用のもの。窓も扉もないので、宿泊したり雨風をしのぐのには厳しそう。トイレ無し。
賽ノ河原のすぐ上にある親不知ノ頭に。ここは展望スポットで、富士山や南アルプスが良く見えます。
東側の奥多摩方面もこの通り。中央右に見えている山が、三頭山・御前山・御岳山の奥多摩三山。左の高い山がおそらく鷹ノ巣山。
7時15分に大菩薩峠に到着。親の顔よりよく見る看板。人のいない大菩薩峠は早朝ならではですね。いつもはこの看板に多くの登山者があつまるからね。看板の裏手には山座同定のアレもあります。
大菩薩峠のすぐ隣に介山荘が。軽食も食べられる他、お土産も種類豊富。登山バッジは本当に種類が多くて、隣接する小金沢山や牛奥ノ雁ヶ腹摺山のものもありました。もちろん宿泊も可能。
小屋の裏手にはトイレ。ここから先のトイレは7.5㎞離れた湯ノ沢峠まで行かないとないので、事前に済ませておくのが吉。吉というかマストです。
というかこの先には山小屋もないので、補給などがあればここまでで済ませておきましょう。
太陽も登ってきて空の青さもより色濃くなってきました。カラマツの黄葉と青空はベストマッチですね。
そんな感じで大菩薩峠の裏側にある熊沢山を越えて、石丸峠に到着です。笹の草原といったような場所で清々しい。石丸峠は上日川峠から歩いて来ることも可能です。
確か4年前の登山の時は、上日川峠から先に石丸峠に来て、そこから小金沢山に登ったんだっけ。懐かしいなぁ。
そんな石丸峠からは富士山がチラリ。
休憩もほどほどに先へと急ぐ。写真は石丸峠のちょっと先、天狗棚と呼ばれる場所から。富士山は隠れちゃうけど展望は抜群。
特に西側の展望、甲府盆地や南アルプスが一望です。手前の大菩薩湖や紅葉も良き。こんな景色を感じながら歩けるのが、この甲州アルプスの良いところ。
天狗棚から狼平を経て、小金沢山までの登りへ。前回の登山時は踏み跡も薄く道も不明瞭でしたが、今回は綺麗に整備されていて明瞭な登山道に。こんな良い道だったっけ?
実はこの3日後にトレランのレースがあって、それでコースが整備されていたみたいでした。青いマーキングテープも大会のもの。レース終了時にはおそらく回収されてしまうと思うので、時期が良かったかも。
石丸峠から先は道が不明瞭な場所が多く、また登山者の数もぐっと減ります。熊との不意の遭遇もあるかもしれません。歩かれる方は十二分にご注意を!
なんて考えながら歩いてたら小金沢山に到着。時刻は8時5分でした。
山頂は広くはないですが休憩はしやすそう。三角点と山梨百名山の標柱があり、展望は南側が良好。
そんな南側にはどど~んと富士山。ナイスビュー。
標高2014mの小金沢山は、秀麗富嶽十二景2番山頂に選ばれている山です。
次なる山は、小金沢山と一緒に秀麗富嶽十二景2番山頂に選ばれている山。道は緩やかな稜線が続き、展望も良いし走りやすい。そして何より、富士山に近づいていってるのがもう最高。
道はご覧の通りなだらかで走りやすい道。整備してくれた人に感謝。周辺は樹林帯ですが、展望が開ければ正面にババンと富士山って感じ。
そう、こんな感じでね。
小金沢山から20分程で、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。名前が長い。こっちの山は山梨百名山ではないです。正面にはもちろん富士山。
富士山のアップも。手前に見える、電波塔が建っている山が三ツ峠山です。非常に分かりやすい。
山頂はこんな感じ。結構広いので休憩にはもってこい。
展望は富士山方面の他に、次に向かう黒岳や、秀麗富嶽十二景1番山頂の雁ヶ腹摺山が眺められます。それくらいかな。
写真を撮って小休止したら先へと出発。すすきの道を富士山めがけて走るこの爽快感。気持ち良かったなぁ。
小ピークを越えて黒岳手前の、大峠との分岐。大峠方面は歩いてる人が少ないのか、踏み跡薄そうだったっけ。
逆に黒岳への道はこれでもかってくらいに青テープが。ホントに有り難かった。
黒岳を通り越してさらに走っていくと、何やら見晴らしの良い場所に。
という事で白谷ノ丸に到着。標高1920mの、山梨百名山でも秀麗富嶽十二景でもない山ですが、その展望は圧巻。
ご覧下さいこの展望!この見晴らしの良さは甲州アルプス随一!なんでここが山梨百名山や秀麗富嶽十二景に選ばれてないの⁉ってくらい良い山です。
展望が開けているのは主に南側。富士山はもちろん御坂山塊辺りも見渡せます。
西側南アルプス方面もこの通り。麓の紅葉も綺麗です。
遠く八ヶ岳。南下してきたことで、八ヶ岳の主峰である赤岳周辺も見えるようになりましたね。来年は真教寺尾根経由で赤岳に登ってみたいなぁ、なんて思ってます。
北の甲斐駒から南の聖岳まで、文字通り南アルプスは一望。甲府盆地もほぼ全域が見えてるでしょうか。
こっちは南東側。道志山塊に、奥には丹沢山地も。
右の山が人気の杓子山で、左の山が道志山塊最高峰の御正体山。
御正体山の左に見えているのが丹沢山地だそうです。
とまあとにかく展望最高な白谷ノ丸。トレランしてない人でも思わず走りだしたくなるような、そんな場所でした。走っていて気持ち良かったなぁ。
ちょっと下って、白谷ノ丸のすぐ隣にある白谷小丸に。こっちの山頂は花崗岩の山なのか、白砂が印象的。
こちらの山頂も展望良好。これから歩く大倉高丸や滝子山、そして富士山。う~ん最高だ。
展望も最高だし天気も良いしで、走っていてとても気持ち良かった。周囲にはすすきがちょこちょこ出てきて、秋らしさを感じられたのも個人的には良かったです。
もちろん紅葉も。
白谷ノ丸から300m近く標高を落として、湯ノ沢峠に到着。ここを右に曲がると避難小屋があります。
峠の看板には徒歩3分なんて書いてあるけど、1分もしないうちに避難小屋に。写真はトイレだけど。大菩薩峠以南の、今回のコースでは唯一のトイレなので済ませておきましょう。
人気もないのでここらで腰を下ろして小休憩。のんびり草餅食べて補給。
ちなみに駐車スペースもあって、車も停まってました。恐らく林道は舗装されてはないと思います。
補給も済んだら先へと進む。鹿避けのフェンスやネットが出てきて、なにやら草原の様な開放的な雰囲気に。
お花畑もあるそうです。夏の頃には沢山の高山植物が咲くんだろうか?
笹やすすきの草原からは、奥秩父や八ヶ岳が望めました。特に奥秩父は、金峰山から国師ヶ岳辺りまで見えてますね。いい展望。
ゆるく続く坂道を登っていけば山頂の雰囲気。こちらもすすきが広がる素晴らしい景観。
という事で大蔵高丸の山頂に到着。標高1781m。山梨百名山と秀麗富嶽十二景に選ばれている山です。
もちろん富士山の展望は最高。言う事なし。
南アルプスや甲府盆地もご覧の通り。山頂はそこまで広くはないですが、ここまで歩いて来る人は少ないみたいで人もまばら。休憩はしやすそうです。
大蔵高丸から稜線をつたいハマイバへ。ここのすすきと富士山が最高でした。ベストマッチ!
大蔵高丸から15分程でハマイバの山頂に到着。三角点あり。
標高1752mで、大蔵高丸と一緒に秀麗富嶽十二景の3番山頂に選ばれています。
ちなみに漢字で書くとこう。めっちゃカッコイイじゃん!
ただ肝心の富士山の展望はこれ。木々の間から富士山を望めますが、それ以外の展望はなし。少し拍子抜け。
ハマイバの山頂で、今回の山行の大体半分が経過。まだまだ先は長いですが、のんびり走っていきますよ~。
徐々に標高を落としながら進んでいくんですが、この辺りはカラマツなどの黄葉が綺麗でした。
ちょこちょこっと登れば大谷ヶ丸の山頂に。樹林帯の山頂で展望はなし。
大谷ヶ丸の山頂から少し戻って滝子山へ。ここから先の登山道は踏み跡が薄く不明瞭な所が多くて、少し走っては道を探すって感じに。こんな所が多々出てくるので、甲州アルプスは侮れない。
時々出てくる紅葉が癒し。
不明瞭な道に四苦八苦しながらも、滝子山への最後の登り。ここを登れば・・・。
滝子山の山頂到着。こちらも山梨百名山と秀麗富嶽十二景に選ばれている山です。4番山頂は笹子雁ヶ腹摺山と一緒に選ばれているので、そっちもいつか登りに行かなきゃなぁ。
滝子山の山頂はさっきまでの静けさとは打って変わって大賑わい。細長い山頂に休憩してる人が大勢いました。この日1番の賑わいだったかも。
という事で頑張ったご褒美として与えられるのが、この富士山の展望。大菩薩嶺から徐々に徐々に近づいてきて、ようやくここまでやってこれました。どんどん大きく見える富士山に力を貰えましたねぇ。
こっちは北側、走ってきた方向。中央に見えるのが白谷ノ丸。スタート地点の上日川峠や大菩薩嶺はその更に向こう側。ホント遠くまで来たよ。
休憩したら甲斐大和駅目指して下山開始。来た道を少し引き返して、まずは笹子駅方面へ。
この辺りの紅葉は終わりかけ。ただ、太陽に照らされて最後の輝きを放っていました。思わず足を止めて眺めてしまうくらい。
下り基調の登山道は人も少なく走りやすい。すぐ脇を小川が流れていたりで景観も良き。段差も少ないので快調に飛ばせました。トレランが楽しいと素直に思える道です。
笹子駅の分岐や曲り沢峠の分岐を過ぎて、大鹿山手前にある景徳院との分岐に。この時点で時刻は12時55分。最終のバスは14時50分で余裕があったんだけど、頑張れば13時50分のバスに乗れるんじゃないか?
そう思ったらスイッチが入ってしまって、甲斐大和駅までのコースタイム1時間45分を50分で走ることが目標に。
文字通り坂を駆け下りて景徳院に到着。ここまでの道が良い感じの下りで、急いではいるものの楽しい道でした。景徳院は紅葉が綺麗。
立派な山門。建立当時のものだそうな。景徳院は武田勝頼の墓があるなど、歴史好きには重要なスポットです。時間があればもう少しじっくり見て回りたかった。
景徳院のバス停と駐車場。トイレ有り。このバス停から上日川峠まで行くことが出来ます。別にここでバスを待っても良かったんだけど、意地でも甲斐大和駅からバスに乗る!って決めていたので、このまま車道を下って甲斐大和駅へ。
時刻は13時40分。バス到着の10分前に甲斐大和駅に到着。無事に間に合ったので大満足。ツラかったけど。
駅構内には自販機があり、周辺にはヤマザキショップやセブンイレブンもあるので買い出しがしやすいのがとてもいい。
バス停は駅から少し離れた場所に。ベンチとトイレがあります。買ったコーラをがぶ飲みしていたらバスが到着。上日川峠から来たバスは登山者で満員に。やっぱり人気なんですねぇ。
ちなみに甲斐大和駅からバスに乗ったのは自分1人。寂しい。バスの運賃は1020円也。
バスに揺られて14時41分、ロッヂ長兵衛に到着。非常に疲れたけどとても楽しい山行でした。自分の実力も分かったし、実りの多い1日でした。
立ち寄り湯はすぐ近い大菩薩の湯に。大人3時間620円。確かモンベル会員は100円引き。内湯と露天が1つずつの、よくある市営の温泉です。結構大菩薩から歩いて来てる登山者も多かったです。登山口から近いのが嬉しいところ。
こんな感じで甲州アルプス縦走はおしまいです。最近はブログにはしてないですがちょこちょこ山を走っていて、少し自信もついたことから甲州アルプス縦走といった運びとなりました。
大菩薩嶺~牛奥ノ雁ヶ腹摺山は歩いたことがあるけど、そこから滝子山や甲斐大和駅までは未知な山域。踏み跡が薄いことも知ってたし、バスの時間に間に合うかが心配でしたが、無事に帰ってこられた事にまず満足。
そして甲州アルプスがとても素晴らしい山域だと知れたことが今回の収穫ですかね。傾斜も緩くて走れるポイントが多く、そしてとにかく展望が抜群。特に白谷ノ丸がお気に入り。こんな景色を眺めながら走れるなんて、なんて最高なんだ!と何回も思いました。
実際に歩いてみると細かいアップダウンに苦労したり、踏み跡が薄く道迷いの危険もありますが、歩き切れた時の達成感は格別だし、走っている時の爽快感も他の山ではなかなか味わえないもの。また何度でも訪れたい場所が見つかった、そんな山行となりました。
おしまい
【コースタイム】
上日川峠(6:00)→大菩薩嶺(6:46)→大菩薩峠(7:15)→小金沢山(8:05)→牛奥ノ雁ヶ腹摺山(8:26)→白谷ノ丸(9:12)→湯ノ沢峠(9:35)→大蔵高丸(10:10)→滝子山(11:46)→景徳院(13:20)→甲斐大和駅(13:37)
上日川峠(6:00)→大菩薩嶺(6:46)→大菩薩峠(7:15)→小金沢山(8:05)→牛奥ノ雁ヶ腹摺山(8:26)→白谷ノ丸(9:12)→湯ノ沢峠(9:35)→大蔵高丸(10:10)→滝子山(11:46)→景徳院(13:20)→甲斐大和駅(13:37)
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