2019/10/05
金峰山(2599m)日本百名山 

10月の初めに奥秩父の盟主と呼ばれる金峰山に登ってきました。東側の登山口の大弛峠から稜線を通り見晴らしの良い山頂へ。着々と秋へと進む山と秋晴れの中、久しぶりの登山を満喫してきました。2017年以来となる金峰山。自分がなんで登山が好きだったのか、それを思い出させるいい登山となりました。

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久しぶりのブログの更新です。個人的に引越しやら体調不良やらで色々とごたついてしまって、前回越後駒ヶ岳に登ってから2ヶ月ぶりの登山となってしまいました。しかも絶賛病み上がり中という状態。ただ体調も良くなってきたし天気も良さそうだったので、軽い登山なら行けそうだなと考えて今回大弛峠からの金峰山登山ということになりました。

金峰山は2017年の5月以来。その時は瑞牆山荘から登って、金峰山と瑞牆山を日帰りで縦走したんだっけ。今回はリハビリ登山ということもあって東側の登山口の大弛峠からの入山。大弛峠は標高2365mと高く、金峰山までの標高差は約234m。コースタイムも往復4時間30分と短く、初心者でも楽に登れる事が出来ます。久しぶりに金峰山にも登ってみたかったし、手軽さも相まって2年半振りの金峰山登山が決まったのでした。



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という事で朝の5時30分過ぎの大弛峠。既に車がいっぱいで、この奥の長野側の方まで車が停まっていました。帰る頃には路駐も列を作っていました。大弛峠は凄い混むとは聞いていたけど、まさかここまでとは・・・。この写真の左側にトイレがあります。登山口はこの更に奥。

ちなみに大弛峠は山梨県山梨市の牧丘町や長野県川上村からアクセスできますが、長野側から来ると舗装されていない道を通ることになるそうです。山梨側も道は狭く道中も長いので結構大変です。マイカーの方はお気をつけて。

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駐車場から奥に進むと金峰山への入口が。前述した通り標高は2365mで金峰山までの標高差は234mと少ないです。確か自動車が通れる日本最高所の車道峠何だとか。ちなみに今回はソロです。まだ少し薄暗い5時50分に入山!

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ちなみに後ろには日本三百名山の国師ヶ岳や、奥秩父最高峰の北奥千丈岳への登山口があります。間違えないように注意。この右手側、バス停の近くに大弛小屋があります。

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序盤はシラビソやオオシラビソが続く樹林帯を進みます。地味に登ったり下ったりが続く道。ただ意外にも苔が生えていたりと雰囲気は抜群。まだ朝も早いですが登山者も多かったです。

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少し歩けば徐々に日も差してくる。薄暗い森もいいけど明るい森もいいですな。

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木々の隙間から景色も見えてきた。見えているのは南アルプスの山かな?恐らく北岳だと思うけど。

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そして富士山も。この日は秋晴れで天気も良く、展望は最高でした。

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ちょこちょこ歩いていたら朝日峠に到着。危険箇所はここまでもここからもほぼないです。

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朝日に照らされる苔。

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それなりに傾斜のある坂を越えると・・・。

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こうして一気に展望が開けます!富士山も外輪山も甲府の街もバッチリ!樹林帯から一気に展望が開けるのは開放感があって最高ですね。

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富士山のアップ。少し霞んでるけどよく見える。あくまで個人的な意見だけど、富士山はこうして北側から見るのが裾野が綺麗に広がってるのが分かって好きです。まあ、山登ってる人なら馴染みのある姿だしね。

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向かって右手側も展望は負けていない。甲府盆地や、南アルプスもよく見えました。

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南アルプスは北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山や手前の鳳凰三山がバッチリ。余談だけど、台風19号の影響で奈良田へと向かう道が崩落したみたいです。詳しい場所はわかりませんが、奈良田といえば農鳥岳の登山口だし白根三山縦走でよく使われる場所だから、影響がないといいんだけど。

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後ろを振り返れば朝日と恐らく国師ヶ岳。右のこんもりした山が北奥千丈岳なのかな?国師ヶ岳は大弛峠から1時間で着く立地の良さで、よく御来光登山として登られているんだそうです。

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その少し左側には奥秩父の山々。おそらく甲武信ヶ岳辺りが見えてると思います。この稜線は奥秩父主脈縦走路という名前が付いていて、金峰山から奥多摩の雲取山の方まで続いています。その距離約45km!長いけど歩いてみたいなぁ。

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ちなみに開けた場所は朝日岳の山頂直下。岩場の場所ですが特に危険でもなく、帰ってくる頃には休憩の人で賑わってました。紅葉も徐々にだけど始まってて綺麗だったし。

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そこからちょっと進むと朝日岳の山頂です。ベンチも置いてあって休憩もできるし、なによりこっちも展望はすごくいい!

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ばばーんと正面には目指す金峰山が!うっすらと紅葉した斜面となだらかな稜線。そして奥には南アルプスと展望は抜群!

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金峰山の山頂とその隣にはシンボルの五丈石。

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さらには八ヶ岳も!

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朝日岳は展望抜群ですが、足元はこうして傾斜のある岩場なので注意。特に下りは少し怖いです。落石注意。

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紅葉している木も増えてきた。秋晴れの青空に映えてますね。

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朝日岳からは少し標高を下げてからの登り返しで、またこうして樹林帯に逆戻り。だけどすごく雰囲気のいい森で、苔も絶賛絶好調。歩いていて清々しくて気持ち良かったです。

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紅葉も綺麗だしね。

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鉄山を越えてもう少しで山頂ってところでまた展望が開けます。

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今度は八ヶ岳のほぼ全域と、手前には大きな岩の山の日本百名山の瑞牆山。

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瑞牆山は見て分かる通り岩の山として有名です。登山道も難易度は高くはないけど鎖場もある登山道が続く道だし。山頂左の大きく飛び出た岩は大ヤスリ岩という名がついており、ロッククライマーが登ったりしているみたい。

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瑞牆山から視線を右に移していくと、こちらも岩の多い斜面が。金峰山の北側の登山口である廻目平周辺で、廻目平も岩が多いことからロッククライミングや天然の岩を使ったボルダリングが盛んらしいです。ロッククライミングのメッカみたいな場所なんかな?

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そしてお目当ての金峰山の山頂はもうすぐそこ!あの岩の奥が金峰山の山頂です。山頂周辺は紅葉も結構していて、本当に気持ちよく歩けました。

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という事であっさり金峰山の山頂に到着。標高は2599mで日本百名山の山です。2017年以来2度目の山頂。当時のことを少し思い出しながらも、少し新鮮な気持ちで山頂に到着でした。7時30分頃には着いたから大体1時間40分での到着となりました。

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山頂から少し離れたところには金峰山のシンボルの五丈石。大きな岩がこんな山頂にあるっていうのは本当に不思議で、まさに自然の神秘といったところ。下にいる人と比べると、その大きさもよくわかるはず。

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その五丈石の左側には富士山。見晴らしは抜群です。

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五丈石のすぐ脇にある岩に登って富士山を眺める。展望は抜群で、金峰山ってこんなにいい山だっけとか思ったり(笑)。

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こっちは南アルプス方面。北岳や間ノ岳を筆頭に、甲斐駒や仙丈ヶ岳、南アルプスの南部の方も見えました。

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ちなみに五丈石は横から見るとこんな感じ。意外と細い岩でした。

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こっちはさっき登ってきた鉄山や朝日岳方面。少しずつ木々に色が付いてきて、紅葉まではもう1~2週間くらいって感じ。これを書いてる今は見頃になってるかもしれないけど、台風の影響でどうなってるかって感じですかね。

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早く着いたので五丈石に登ってみようかなと思ったんだけど、猛烈にトイレに行きたくなったので(笑)、山頂からほど近い金峰山小屋へ。岩場の道を下っていくとすぐ小屋で、もう既に小屋の屋根は見えてます。ただ歩きづらいので注意。岩場が嫌いなのも思い出したわ・・・。

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小屋のすぐ手前にある岩と瑞牆山。

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という事で金峰山小屋に到着。急いでトイレに駆け込みました(笑)。トイレはきれいなトイレです。チップ制で200円とのことでした。小屋前にはベンチがあるので少し休憩。土曜日の早い時間とあって小屋は静かで人の気配もしませんでした。ここの小屋は手ぬぐいが有名みたいです。

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トイレを借りて休憩したら、また金峰山の山頂に向けて出発。遠くにはうっすらと中央アルプスと御嶽山。中央アルプスは木曽駒あたりが見えてるのかな?木曽駒の紅葉もすごいらしいから、来年以降行ってみたいなぁ。

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岩場をヒイヒイ言いながら登り返す。右手には瑞牆山荘方面から伸びる尾根コースが見えます。こんなにギザギザしたコースだったっけ?当時の記憶も曖昧だし、次はまた向こうの方から登ってみようかなとか考えたり。

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そして八ヶ岳。こっちは南部。編笠山から権現岳、キレットから主峰赤岳。その横には見切れてるけど横岳。

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こっちは北部。横岳・硫黄岳・天狗岳。そして一番奥には百名山の蓼科山。手前の瑞牆山の存在感も凄い。

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こちらは瑞牆山の隣にある、山梨百名山の小川山。小川山は見るからに普通の里山って感じだけど標高で言えば瑞牆山より高いし、なにより山頂へ向かうコースが全て点線のルートになっている謎の山だったりします。まあ危険な場所とかはないんだろうけど、おそらくはコースが不明瞭なんだと思います。登られる方はお気をつけて。

小川山の背後に見えてる山は浅間山かな?浅間山外輪山は今年の2月に登っていてまた行きたい山なんだけど、8月に立て続けに小規模な噴火をしたから少し心配だったりする。

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少しずつ色付いた登山道。もうすっかり秋だなぁとか思ったり。

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そんな感じで本日2度目の山頂到着。人も徐々に増え始め、特に五丈石辺りは休憩している登山者で賑わっていました。

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尾根コースの方も紅葉は進んでいるみたい。もう1週間くらい後に来れてれば綺麗に紅葉した稜線が見れたのかも。まあ、これでも十分いい景色だけど。

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特にやることもないので五丈石に登ってみることに。個人的には岩登りって苦手なので、行けるところまで行く事に。まあ、そこまで高いところまでも行けなかったんだけどね(笑)。ただ、少し高いところまで行くだけで景色が変わるから、登れる人は上の方まで行くのもいいと思います。

下から見上げてる分には余裕そうに見えるんだけどね~(笑)。

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五丈石のてっぺんは諦めて、下で大人しく休憩。天気も良いし景色もいい。とても清々しくてのんびりしていて、これが好きだから登山してたんだよなぁと思い出しました。ここに来るまでもそうだったけど、登山口から木漏れ日の差す森を抜けて、展望の開ける山頂へ。これだなぁとしんみりしてました(笑)。

まあ、このブログを始めてからというもの、2ヶ月山に行かなかったってことはほぼなかったから、久々の登山はすごく身に染みました。やっぱり登山は最高!

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山頂は徐々に人も増えてきたので、自分はそそくさと下山開始。金峰山はどこから登ってもいい山でした!

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大弛峠へと向かって歩みを進める。日も高くなってきて、朝との景色も若干の変化が。紅葉もより映えるようになってきて、こんなにいい道だったかなとか思ったり。

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時折名残惜しくなって山頂を振り返ったり。

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綺麗な富士山をぼんやり眺めたり。久々の登山はすごくいい登山になったなぁと、まだ下山もしてないのに思ったり(笑)。

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遠くに見える、甲武信ヶ岳方面の少し横に見えるギザギザの山。これが秩父にある日本百名山の両神山。両神山も2017年に登ったきりご無沙汰の山。もし機会があれば登りに行こうかしらとか考えてました。

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そして八ヶ岳と瑞牆山。雲は増えてきたけどそれでも素晴らしい展望。またここからこの景色を眺めたい。金峰山にはこれからもお世話になる機会が増えそうです。

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帰りはのんびり紅葉を眺めながら。時間に余裕もあるし、急いだってしょうがないしね。

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朝日岳まで戻ってきました。ここまで来ると金峰山の山頂はこれでおあずけ。最後にしっかりと景色を眺めて焼き付けて下山です。

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そしてこっちが朝日岳直下の岩場。登山者も多く賑わってました。今から登り始める人も多く、すれ違いも多くて少し辟易。これも人気の山に来たなって思い出しました(笑)。

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富士山も見納め。1日天気が持って本当に良かった。気分良く下山です。

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と思って下山したらこの賑わい!車は所狭しと停められ、下からは続々と車が上がってくる状態。カオスでした。ちなみに、時間に余裕があればこの後国師ヶ岳にも行こうかなとも思ったんだけど、金峰山に登っただけで意外と疲れてしまったので中止に。体力の低下に軽くショックを受けるというね(笑)。まあ病み上がりだし、体調をしっかり戻して、万全の体調でこれからの紅葉登山や雪山登山を乗り切っていきたいですな。

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おまけだけど、帰り道にあった琴川ダムに寄り道。最近地味にダムマニアになりつつあるというね。ダムを見るために出かけようとはまだ思わないけど、登山の帰りに寄れるんだったよってみようかなくらいにはハマってます(笑)。知識は全くないけど。

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琴川ダムは越後駒ヶ岳の帰りに寄った奥只見ダムに比べると小さいですが、それでも景色はとても良きです。何より個人的に気に入った点が。

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わかりづらいんだけど、このダムからは先ほど登った金峰山が眺められます。それが最高にいい!登った山や知ってる山が見えたりすると愛着も湧くしね。これからも寄れるダムがあれば寄り道してこうかなと思ってます!



という感じで今回の金峰山登山は終了です。8月の越後駒ヶ岳以来の登山で、久々に登った山は思ったより疲れたけど素晴らしいものとなりました。快晴だし展望最高だし期待してなかったけど紅葉も見れたし。言うことなし!

2年半振りの金峰山でしたが、前述した通り「こんなにいい山だったっけ?」と思いました(笑)。いや、良い山だったのは実際に登ってたから知ってたんだけど、あの時は瑞牆山との日帰り縦走で時間的にも体力的にも余裕がなかったから、印象が少し薄かったのかも。でも今回、大弛峠からのんびり登ってみて、金峰山ってすごく良い山だなと思ったし、登山が好きだった理由も思い出したりで、なんだか初心に帰れた山行になったかなって思います。まあ短くて歯ごたえがないなとかも思ったけど(笑)。

これからもまたいろんな山に登って、登山の楽しさや魅力を再認識できればいいなと思います。


おしまい